
「未経験OK・フルリモート・正社員」
そんな求人を探しているのに、なかなか見つからない。
ようやく見つけても、応募条件を読むと「実務経験3年以上」。あるいは「研修期間中は出社必須」「リモート勤務は配属先による」と書かれている。
「結局、未経験でフルリモートの仕事に就くのは無理なの?」
そう感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで転職AIでは、独自に収集・構造化した掲載中扱いの求人77,953件を分析しました。
調べたのは、フルリモートの求人がどのくらいあるのか、未経験者に門戸を開いている募集は何件あるのか、そしてどんな職種・雇用形態で募集されているのかという点です。
調査で見えたのは、フルリモート求人が限られていることだけではありません。
「未経験OK」と書かれていても、応募に必要な経験がまったくないとは限らないという、求人選びで見落としやすい問題でした。
この記事では、実際の求人データに基づいてフルリモート転職の現実を説明し、希望に合う仕事を見つけるための具体的な手順を紹介します。
【結論】フルリモート求人は全体の1.5%。未経験可と分類されたのは41件
まずは調査結果から見てみましょう。
転職AI独自調査:77,953件の求人分析
| 調査項目 | 求人数 |
|---|---|
| 分析対象の掲載中扱いの求人 | 77,953件 |
| リモート勤務が可能と分類された求人 | 21,715件 |
| フルリモートと分類された求人 | 1,166件 |
| フルリモートかつ未経験可と分類された求人 | 41件 |
| 上記41件のうち、正社員タグを含む求人 | 24件 |
調査日:2026年10月16日
出典:転職AI 求人データベース(独自集計)
※リモート勤務可能21,715件にはフルリモート1,166件が含まれます。正社員タグには、複数の雇用形態を併記する求人も含まれます。
フルリモートと分類された求人は、全体の約1.50%でした。
さらに未経験可と分類された求人は41件。全77,953件に対して約0.05%です。
ただし、この数字は注意して読む必要があります。
「フルリモートで働ける未経験者向けの仕事が41件しか存在しない」という意味ではありません。
未経験可否が求人票から判定できず、データベース上では未設定になっている求人も多数あるためです。また、未経験可と判定された求人にも、別の職種や業界での経験を求めるものが含まれます。
この点を詳しく見ていきます。
フルリモート求人はどの職種に多い?
フルリモートと分類された1,166件を、職種別に集計しました。
フルリモート求人の職種別ランキング
| 職種分類 | フルリモート求人数 |
|---|---|
| IT・テック | 512件 |
| ビジネス・企画 | 134件 |
| コーポレート(事務・人事など) | 115件 |
| 営業・セールス | 112件 |
| デザイン | 83件 |
| 士業・専門サービス | 60件 |
| コンサルティング | 43件 |
| マーケティング | 36件 |
| 編集・コンテンツ | 32件 |
出典:転職AI独自集計。分類は転職AIの職種体系に基づきます。その他の分類は表から省略しています。
最も多かったのはIT・テック系で、512件。フルリモート求人全体の約43.9%を占めます。
IT系には、Webエンジニア、データエンジニア、インフラエンジニアなどが含まれます。
一方、IT以外にもビジネス職、バックオフィス、営業、デザインなどの求人が存在しました。
ここからわかるのは、フルリモートの選択肢はITエンジニアだけに限らないということです。
ただし、フルリモート求人の件数が多い職種と、未経験から就職しやすい職種は必ずしも一致しません。
ITエンジニアの求人が多くても、実務経験を求められるケースがあります。
自分に合う仕事を探す際には、求人数だけではなく、応募要件も合わせて確認することが重要です。
フルリモートの求人は、フルリモートの求人一覧から職種で絞り込めます。
「未経験OK」のフルリモート求人、本当に未経験でも応募できる?
今回の調査で、特に注目したい点です。
フルリモート求人1,166件について、未経験可否のデータを確認しました。
| 未経験可否の分類 | 件数 |
|---|---|
| 未経験可 | 41件 |
| 未経験不可 | 2件 |
| 判定情報なし | 1,123件 |
| 合計 | 1,166件 |
つまり、約96.3%のフルリモート求人では、未経験可否がデータベース上で未設定でした。
これは、未経験者を受け入れないという意味ではありません。
未経験可と確認できない求人を、自動的に未経験不可と判断してはいけないということです。
さらに、未経験可と分類された41件の応募要件を確認すると、別の問題も見えてきました。
「未経験」の意味が求人によって違う
実際に収集した求人には、次のような条件がありました。
| 求人の例(社名非掲載) | 未経験可の表示と併せて確認された条件 |
|---|---|
| Webエンジニア | 特定のプログラミング言語は未経験でも、別言語での開発経験が必要 |
| 内部監査担当 | 監査業務や管理部門での実務経験が必要 |
| 採用関連のリーダー職 | 営業などでの経験やチームを率いた経験が必要 |
| 事務スタッフ | 事務経験やOfficeソフトの操作スキルが必要 |
| データ入力 | 文字入力ができれば経験不問とする募集も存在 |
※求人票の仕事内容・必須要件を要約したものです。個別企業名・募集案件名は掲載していません。
例えば、プログラミング言語のGoを使った開発が未経験でも、ほかの言語での開発実績があれば応募できる求人があります。
これは「Go未経験OK」であって、「プログラミングそのものが未経験でもOK」という意味ではありません。
また、採用業務が未経験でも、人材業界での営業経験やマネジメント経験を求める求人があります。
こちらも、社会人経験がまったくなくても応募できる、という意味ではありません。
未経験には4つのパターンがある
| 未経験の種類 | 意味 |
|---|---|
| 業界未経験 | 別業界での職務経験を活かせる場合がある |
| 職種未経験 | 別職種で身につけたスキルを評価する場合がある |
| 特定ツール・技術未経験 | 関連する実務経験が前提となる場合がある |
| 実務経験不問 | その仕事の実務経験を求めない募集。ただし基本スキルなどの条件はあり得る |
フルリモートの仕事を探すときは、この違いを見極めることが大切です。
「未経験歓迎」の表示を見るだけで応募可能と判断せず、必須条件の中に、どのような経験やスキルが書かれているかを確認しましょう。
未経験OKと書かれた求人は未経験OKの求人一覧で探せます。
未経験可のフルリモート求人は、どんな仕事に多い?
続いて、フルリモートかつ未経験可と分類された41件を職種別に見てみます。
| 職種分類 | 件数 |
|---|---|
| IT・テック | 14件 |
| コーポレート | 10件 |
| 営業・セールス | 7件 |
| ビジネス・企画 | 2件 |
| コンサルティング | 2件 |
| その他の職種 | 6件 |
| 合計 | 41件 |
ここでもIT系が最多でした。
しかし、前述のとおり、関連する開発経験を前提とする求人も含まれています。
実際に未経験から検討する際には、次のような仕事内容に注目するとよいでしょう。
カスタマーサポート
問い合わせに対して、メール・チャット・電話などで対応する仕事です。
必要とされるのは、正確な文章の読み書き、基本的なPC操作、相手の話を理解して対応する力などです。
求人によっては、接客業などで培った対人コミュニケーションの経験を活かせる場合があります。
ただし、電話での顧客対応経験や、土日を含む勤務シフトへの対応が必要な募集もあります。
確認したいこと: 研修方法、電話対応の割合、勤務時間、必要なPC環境、問い合わせ対応の経験要件。
事務・バックオフィス
データ入力、書類確認、資料作成、経理・労務の補助などを行う仕事です。
Excelやスプレッドシートの操作、メールによる連絡、スケジュール管理などの能力が求められることがあります。
事務未経験でも基本的なPCスキルで応募できる募集がある一方、経理や労務など専門知識が必要な仕事もあります。
確認したいこと: 実務経験の有無、必要なExcelスキル、雇用形態、入力以外の担当業務。
インサイドセールス
電話やオンライン会議などを利用して、顧客への案内や商談の準備をする仕事です。
営業経験がなくても応募できる募集はありますが、電話でのコミュニケーションや目標管理への適性を求められる場合があります。
また、顧客先への訪問が必要なフィールドセールスとは仕事内容が異なります。
確認したいこと: 新規営業か既存顧客対応か、架電件数などの目標、出社・訪問の有無、研修方法。
Web制作・コンテンツ関連
Webサイトの更新、画像制作、コンテンツの入稿、編集補助などの仕事です。
HTML/CSSの基礎知識やCMSの操作経験、制作実績などが評価される場合があります。
実務経験がなくても、自分で作成したWebサイトや作品を説明できれば、応募できる可能性のある求人を見つけやすくなります。
ただし、実際の応募条件は求人によって異なります。
確認したいこと: ポートフォリオの必要性、使用するツール、実務経験年数、業務委託か雇用契約か。
フルリモートのWebデザイナーの求人・編集の求人を見る
未経験可のフルリモート求人は正社員になれる?
フルリモートかつ未経験可と分類された41件のうち、正社員タグを含む求人は24件でした。
また、パート・アルバイトのタグを含む求人は11件、業務委託のタグを含む求人は4件です。
複数の雇用形態を提示する求人もあるため、これらの件数は単純に足し合わせられません。
ここで注意したいのは、完全在宅の仕事が見つかることと、正社員として採用されることは別だという点です。
求人検索では「在宅」「未経験」だけでなく、希望する雇用形態も確認しましょう。
転職AIではフルリモートの正社員の求人のように、雇用形態で絞り込めます。
特にデータ入力、ライティング、事務補助などの仕事では、報酬形態を確認することが大切です。
時給制なのか、月給制なのか、成果物に対する報酬なのかによって、収入の安定性や契約上の立場が変わります。
求人票で「月収○万円可能」と書かれていても、固定給であるとは限りません。
フルリモート求人の年収はいくら?
転職AIでは、給与の記載がある求人についても集計しました。
フルリモートと分類された1,166件のうち、年収下限が取得でき、集計条件を満たした809件について、提示年収下限の中央値を計算すると、600万円でした。
さらに、未経験可と分類された41件のうち、同じ条件で集計できた19件では、提示年収下限の中央値は500万円でした。
| 対象 | 集計可能な求人 | 提示年収下限の中央値 |
|---|---|---|
| フルリモート求人全体 | 809件 | 600万円 |
| フルリモートかつ未経験可の分類 | 19件 | 500万円 |
※給与が年収で書かれ、提示年収下限が200万〜3,000万円の求人のみを集計。月給・時給の求人は含めず、年収上限や実際の入社後年収とも区別しています。
ここでも、数字の解釈には注意が必要です。
未経験可に分類された19件には、別職種での専門経験が必要な求人も含まれています。
したがって、この結果は「未経験からフルリモートに転職すれば年収500万円をもらえる」という意味ではありません。
IT・専門職など高い経験要件を持つ仕事も含んだ、募集条件上の年収分布です。
自分の経験で応募できる求人を絞り込んでから、提示給与を比較することが必要です。
フルリモートでも「全国どこでも働ける」とは限らない
意外と見落とされるのが、居住地の条件です。
フルリモートなら、必ずしも全国どこに住んでいても働けるのでしょうか。
転職AIのデータベースで、フルリモートと分類された1,166件の居住地条件を分析しました。
| 居住地自由の分類 | 件数 |
|---|---|
| 居住地自由 | 384件 |
| 居住地に制約あり | 72件 |
| 条件付き | 21件 |
| 明確な情報なし | 689件 |
フルリモートと分類されていても、居住地自由と確認できたのは384件でした。
ただし、情報なしの689件を居住地制限ありとみなすことはできません。
会社によっては、在宅勤務が中心でも、入社時の手続きや研修、定期的な会議などで出社を求めることがあります。
また、国内在住が条件になる場合や、必要に応じてオフィスへ出勤できる地域への居住を求める場合もあります。
特に地方在住で転職先を探す人や、将来の移住を考えている人は、フルリモートという言葉に加えて居住地の条件を確認しましょう。
フルリモートの求人で確認する7つの項目
- 入社初日や研修期間にも出社が必要ないか
- 定期的な出社や全社会議への参加が必須か
- 日本国内のどこからでも働けるか
- 特定地域への居住が必要か
- 配属先・担当案件によって勤務形態が変わらないか
- 在宅勤務の制度が本人の希望だけで利用できるか
- 雇用契約・勤務条件にどのように定められるか
なお、今回の独自データでも、フルリモートと分類されながら、別項目に出社頻度や100%未満のリモート比率が記録されている求人が77件ありました。
これは、その77件が必ず出社必須という意味ではありません。出社推奨や実際の勤務実績を表す場合もあるため、求人票の原文と選考時の説明を確認する必要があるということです。
フルリモートのタグだけで「通勤ゼロが保証される」と判断しないことが大切です。
未経験でフルリモート求人が見つからないときの現実的な探し方
ここまでの分析を踏まえると、条件をどのように設定して探すかが重要になります。
方法1:まず「完全在宅が絶対条件か」を決める
フルリモートを希望する理由は、人によって異なります。
例えば、家庭の事情などで出社が難しく、完全在宅が必要な人もいます。
一方、通勤時間を減らしたいという理由であれば、週1〜2日の出社でも希望を満たせるかもしれません。
自分にとって譲れない条件を整理しましょう。
- 完全に出社できない:フルリモートを必須条件にする
- 週1〜2回なら出社できる:ハイブリッド勤務も比較する
- 将来的に完全在宅を希望する:入社後に移行できる制度の有無を確認する
方法2:フルリモートだけでなく「在宅勤務あり」も調べる
転職AIの独自集計では、未経験可と分類された求人のうち、リモート勤務が可能とされたものは1,164件でした。
この1,164件には、フルリモートと分類された41件も含まれています。
つまり、フルリモート以外のリモート可能求人まで条件を広げると、検索候補は増えます。
在宅勤務のある求人は在宅勤務ありの求人一覧から探せます。
ただし、「リモート可」という分類には、出社頻度が明記されていない求人もあります。
週何日働けるかを確認せず、週3日以上の在宅が可能などと決めつけないようにしましょう。
完全在宅が必須でない人にとっては、まず在宅勤務のある仕事で実務経験を積み、その後に働き方の選択肢を広げるという方法も考えられます。
方法3:職種名ではなく、これまでの経験から探す
未経験から仕事を探すとき、人気の職種名だけで検索してしまうことがあります。
例えば「フルリモート 事務 未経験」だけを調べる方法です。
しかし、これまでに接客や販売の経験があるなら、オンラインのカスタマーサポートや顧客対応など、経験を活かせる別の仕事も候補になります。
営業経験があれば、インサイドセールスやカスタマーサクセスが候補になる場合もあります。
大切なのは、職種名が同じかどうかだけでなく、仕事で使うスキルがどの程度共通しているかを考えることです。
方法4:求人票の「歓迎条件」よりも「必須条件」を先に読む
求人票には、必須条件と歓迎条件が分かれている場合があります。
必須条件は、応募するうえで企業が必要とする要件です。
歓迎条件は、満たしていると評価される可能性がある要件ですが、必ずしもすべて満たす必要があるとは限りません。
例えば「Excelの基本操作が必須」「経理経験は歓迎」と記載されているなら、経理経験がなくても応募対象になる可能性があります。
一方、「経理実務経験3年以上」が必須なら、単に未経験歓迎と書かれているだけでは判断できません。
不明な場合は、応募前に企業や採用担当者へ確認しましょう。
応募前に企業へ確認したい質問テンプレート
フルリモートで働くことを重視しているなら、面接で働き方の条件を確認しておくことが大切です。
次のような質問を用意しておくと、確認漏れを防ぎやすくなります。
フルリモートの実態を確認する質問
今回の募集ポジションでは、入社時の研修期間も含めて、原則として自宅から勤務することが可能でしょうか。また、定期的な出社や拠点への訪問が必要になるケースがあれば教えてください。
未経験者の応募条件を確認する質問
求人票に「未経験歓迎」とありますが、今回の募集では職種未経験の方も対象でしょうか。それとも、同業界や類似業務での経験が必要になりますか?
研修体制を確認する質問
入社後の業務習得は、どのように進める予定でしょうか。オンラインでの研修や、業務中に相談できる仕組みについて教えてください。
居住地の条件を確認する質問
現在の居住地から継続して勤務することは可能でしょうか。勤務地や居住地に関して、会社として定めている条件はありますか?
今後の働き方を確認する質問
配属先や担当する業務が変わった場合も、現在想定されているリモート勤務制度は利用できますか?
これらの質問に対する回答は、できるだけ記録しておきましょう。
面接での説明と雇用契約上の条件に違いがないかも確認することをおすすめします。
未経験からフルリモートを目指すための30日間の行動計画
「今すぐ転職したいけれど、何から始めたらいいか分からない」
そんな人向けに、準備を進めるためのモデルプランを紹介します。
1週目:希望条件を整理する
まずは、自分にとって必要な条件を書き出します。
- 絶対に出社できないのか、週数日の出社なら可能か
- 正社員として働きたいのか、ほかの雇用形態も検討できるか
- 希望する最低給与はいくらか
- これまでに経験した仕事や、身につけているスキルは何か
ここで重要なのは、すべての条件を最初から完璧に満たす求人だけを探さないことです。
譲れない条件と、比較できる条件を分けておきましょう。
2週目:職種を3つ程度に絞って応募条件を調べる
例えば、接客経験のある人なら、カスタマーサポート、インサイドセールス、事務・顧客対応などを比較します。
職種ごとに、実際の求人に書かれている必須スキルを整理しましょう。
何となく勉強を始めるより、応募したい仕事で必要とされるスキルを確認したほうが、学習の優先順位を決めやすくなります。
3週目:足りないスキルを補う
目指す仕事に必要なスキルを絞り込み、学習や練習を始めます。
例えば、事務系ならExcelや文書作成、Web系なら簡単な制作物、カスタマーサポートなら文章での説明や問い合わせ対応の練習などです。
短期間ですべてを習得する必要はありません。
今できることと、これから身につけることを整理しておきましょう。
4週目:応募書類を整え、条件に合う求人へ応募する
職務経歴書では、これまでの仕事の経験を具体的に伝えます。
未経験の職種に応募する場合でも、過去の仕事で活かせるスキルがあれば、実例と一緒に説明しましょう。
そして、求人への応募時には働き方や雇用形態の条件も忘れずに確認します。
30日で内定が得られることを保証する計画ではありませんが、求人検索から応募準備までを整理するための目安として使えます。
フルリモート求人を探す人のよくある質問
Q. 未経験でフルリモートの正社員になることはできますか?
可能性はあります。
転職AIの調査では、フルリモートかつ未経験可と分類された求人のうち、正社員タグを含むものが24件ありました。
ただし、この中にも特定の職種やスキルに関する経験を求める求人があります。
「未経験OK」の意味と実際の応募要件を必ず確認しましょう。
Q. フルリモートで働ける仕事はITエンジニアだけですか?
いいえ。
今回のデータでは、コーポレート、営業、ビジネス職、デザインなどでもフルリモートと分類された求人がありました。
ただし、職種ごとに求められる経験や能力は異なります。
Q. フルリモートの事務職は未経験でも応募できますか?
募集によります。
基本的なPC操作ができれば応募対象となる場合もあれば、事務や経理などの経験が必要な場合もあります。
また、事務職でも正社員以外の雇用形態で募集されることがあるため、給与と契約内容も確認してください。
Q. 地方在住でもフルリモートで働けますか?
地方から働ける募集はありますが、すべてのフルリモート求人が居住地自由とは限りません。
勤務場所の制限、入社時の出社、定期的な会議への参加などの条件を確認しましょう。
Q. フルリモートと在宅勤務の違いは何ですか?
一般的にフルリモートは、オフィスへの日常的な出社を必要としない勤務形態を指すことが多い言葉です。
一方、在宅勤務には、毎日自宅で勤務する形態だけでなく、週数日だけ自宅で勤務する形態もあります。
厚生労働省のテレワーク総合ポータルでも、在宅勤務を含むさまざまなテレワークの形態が紹介されています。
求人票ごとに運用条件は異なるため、名称ではなく具体的な出社頻度で確認しましょう。
Q. フルリモートの仕事は年収が低いですか?
必ずしもそうとは限りません。
今回の調査では、年収下限が取得できたフルリモート求人809件の中央値は600万円でした。
ただし、専門経験のある人向けの求人が多く含まれるため、未経験者が得られる年収を示す数字ではありません。
Q. フルリモートで「未経験OK・高収入」の求人は怪しいですか?
その条件だけで問題がある求人だとは判断できません。
ただし、仕事内容や報酬体系が不明確な場合、応募や契約を急がせる場合、仕事を始めるために不自然な高額費用を求める場合などは慎重に確認しましょう。
企業の公式採用ページ、契約条件、給与の支払い方法などを確認することが大切です。
まとめ|未経験からフルリモートを目指すなら、「未経験OK」の意味まで確認しよう
転職AIが77,953件の求人を分析した結果、フルリモートと分類された求人は1,166件でした。
そのうち未経験可と分類されたのは41件ですが、ほかの求人には未経験可否の判定ができていないものも多数あります。
そして、未経験可と分類された求人でも、別の専門経験やスキルを求められる場合がありました。
今回の調査から、次の3つが重要だと考えられます。
1. フルリモートの表示だけでは出社ゼロを保証できない。
研修期間、定期出社、居住地制限、配属先による違いなどを確認する必要があります。
2. 未経験OKでも、何が未経験でよいのかを確認する。
業界未経験、職種未経験、特定ツールの未経験では意味が異なります。
3. これまでの経験を活かせる職種や、ハイブリッド勤務も比較する。
完全在宅が必須でない場合、在宅勤務ありの求人まで広げると選択肢が増える可能性があります。
フルリモートで働くことは、生活や働き方を考えるうえで大切な希望条件のひとつです。
ただし、「自宅で働けるか」だけではなく、「どんな仕事を担当するか」「どんな経験を積めるか」「どんな待遇で働けるか」も比較することで、転職後のミスマッチを減らしやすくなります。
自分の経験でフルリモートの仕事を目指せるか、整理してみませんか?
転職AIでは、フルリモートや在宅勤務のある求人を検索できます。
「今の経験で応募できる仕事が分からない」「未経験から在宅勤務を目指したい」という相談も、まずは希望する働き方やこれまでの経験を整理するところから始められます。
転職AIのチャットで、例えば次のように聞いてみてください。
未経験からフルリモートの仕事に転職したいです。今までの経験は○○で、希望年収は○○万円です。自分の経験を活かせそうな職種と、転職するために必要なスキルを整理してください。
まずは今の自分にどんな選択肢があるか、確認してみましょう。
この調査の方法・データについて
本記事の統計は、転職AIが収集・構造化した求人情報を使用した独自集計です。
| 項目 | 調査条件 |
|---|---|
| 調査日 | 2026年10月16日 |
| データソース | 転職AI 求人データベース |
| 登録求人レコード総数 | 105,801件 |
| 集計対象 | 掲載中扱いの求人77,953件 |
| フルリモート判定 | 求人情報から「フルリモート」と分類した求人 |
| リモート勤務可判定 | 求人情報から「リモート勤務可」と分類した求人 |
| 未経験可判定 | 求人情報から「未経験可」と分類した求人 |
| 正社員の判定 | 雇用形態に正社員を含む求人 |
| 職種別集計 | 転職AIの独自職種分類 |
| 求人数の単位 | 求人レコード数 |
本調査は、日本国内のすべての求人を網羅した統計ではありません。転職AIが収集した求人の構成に影響されます。
求人レコードはそれぞれ個別に集計しており、異なる募集レコードが実質的に同一ポジションを募集している可能性もあります。
「掲載中扱い」はデータベース上の状態を指し、すべての求人が調査日に応募を受け付けていることを個別に保証するものではありません。
また、働き方や未経験可否などの項目は求人情報から構造化したものです。分類結果には未設定や誤判定が含まれる可能性があり、実際の勤務条件や応募資格は求人票と募集企業への確認が必要です。
年収中央値は、年収形式の求人のうち、提示年収下限が200万〜3,000万円のレコードを対象に算出しました。給与条件が不明な求人は除外し、月給や時給からの推計は行っていません。
本記事では個別の企業・募集案件を紹介せず、調査時点の統計と職種別の傾向を掲載しています。求人市場や集計条件の変化に伴い、今後数値が変わる場合があります。
転職AIによる求人情報の収集方針は、求人データの集め方をご覧ください。
出典